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わーい🙌笑っていただけたようでなによりです。ちなみにあのウニは荼ウニといいます!荼仁ですね!
ウニに求愛された人魚仁くんのその後ですが、そもそも求愛されたことに気づいていないのではないでしょうか。おそらく、海流に流されたウニがぶつかってきただけだと思ってますよ。
だから仁くんは、求愛されたあと特に何もせず、ウニを海に放ってあげます。
しかしウニも諦めません。時に額、時に背中、時に尻を目掛けてアタックします。
同じことが何回も続いたので、仁くんはとうとう怒ってしまいました。
「なんだお前、俺のこと嫌いなのか。しょーがないな!」
好意が一ミリも伝わっていないことが発覚し、ウニは愕然とします。言葉を持たない彼には、これ以外に想いを伝える術などありません。
ほかに捧げられるものといえば、硬い殻に隠されたその身だけです。しかし、そんなことをすれば、死んでしまいます。
考えた末、ウニは海の魔女?ぎらんの元へ向かいました。
「人魚になりたい」
彼の願いを聞き届けたぎらんは、変身薬を与えます。ただし、タダというわけにはいきません。何かを得るためには、対価が必要なのです。
ぎらんが所望したのは、ウニの体の一部。そしてある約束でした。
「人魚になってまでやりたいことがあるなら、それを叶えろ」
そんなこと、言われるまでもない。ウニは鼻で笑いながら、薬を飲みます。
ウニは人魚になりました。しかし、体の一部を提供したため、肌の一部が爛れています。しかも元がウニだからなのか、尾びれもありません。お陰でとても泳ぎにくいです。
仕方なく、ウニは泳ぎ方の練習をしました。
本当は今すぐにでも会いに行きたかったのですが、なにせ初めて手足が生え、言葉を持ったのです。うまく使いこなせる自信がありません。こんな状態で告白し、また失敗しては困ります。
最高の再会を演出したい。
その一念を胸に、ウニは頑張ります。
一方その頃、仁くんは落ち込んでいました。最近よく顔を見せていたウニが、ここ数日姿を見せていないからです。
「なんかチクチクする……棘が残ってんだよ。胸が痛いんだ」
呟く仁くんの背後から、二本の腕が伸びてきました。
「ずっとこうしたかった」
聞き覚えのない声です。誰だよ!心当たりのない仁くんは尋ねますが、相手は答えません。
ヤバイ奴だ!と思った仁くんは、男の腕から抜け出しました。その弾みで、胸元を覆っていた貝殻が外れます。
仁くんは男です。乳首を隠す必要などありません。ただ、ぎらんが隠せというから隠していただけです。
それなのに、気づけば胸部が覆われていました。先程の男が、仁くんの胴体めがけて突撃してきたからです。
「ぐえっ!なにすんだ!」
男の体当たりを受け、仁くんの口からゴボボッと泡が溢れます。だけど、男は離れません。掌を仁くんの胸筋に押し付けながら、「俺が誰だかわからないのか?」と尋ねます。
知らねェよ、と叫ぼうとして、仁くんはハッしました。
突進してくる勢いと、棘のような黒髪。その二つに、覚えがあったからです。
「お前、あのウニか?」
信じられない!と言いたげな視線を、仁くんが男に注ぎます。すると、相手はまたもや勢いよく突進していきました。
今度は、仁くんの唇を目指して。
……なんか変なお伽話ができてしまいました🙇♀️
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しないと思います。個人的にですがちかぞく...
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わ〜!私もその光景見守りたいです!くろぎ...
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想像したら思ったよりも似合っていたので、...
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かわいがって欲しいですね〜。舌先でつつく...
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長くなったうえに倫理観が死んでる回答にな...
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