確かに、昔よりは男性のおしゃれもメジャーになったとはいえ、女性に比べたら雲泥の差がありますよね。。。
送り主様はオフィスカジュアルOKの職場で働いていらっしゃるのかなと推測しますが、やはり男性は世間一般的にも、女性に比べて外見に気を遣うことを要求されない空気があるのだと思います。おしゃれもメイクも、していれば褒められたり印象が良くなったりするけど、していなくても評価が下がることはない、という状況ですね。
では何故、女性ばかりがそういった美意識を要求される空気があるのかと考えると、これは私の憶測ですが、女性が社会進出したときの名残が残っているからかなと思います。男性ばかりの社会に女性が進出するためには、周囲に必要とされ、対等に扱って貰えるように、あるいは少なくとも舐められないように、「気が弱い」「大人しい」といった印象を与えないことが重要だったと想像できます。そこで女性が第一印象を操作するために身に付けたのが、周囲の男性よりも外見を磨くことだったのではないでしょうか。当初、社会進出していた女性が皆、(意識的にしろ無意識的にしろ)そのように外見を磨いていたのであれば、その行動だけが連綿と伝わって、もともとの理由がわからなくなっても習慣だけが続くことは容易に理解できます。
翻って、周囲に向けてそのような気づかいをしなくて良かった男性は、おしゃれやメイクを含む美意識を発達させる必要がなかったのだと思います。時が経つにつれ、男女におけるこの差は広がって、今のように女性ばかりが外見に気を遣うよう要求され、男性はおしゃれしたくても服やコスメが少なくて難しい、という歪なバランスになってしまったのかなと予想します。
ただ、現在大学生の自分の周りには、ユニセックスアイテムを上手く取り入れておしゃれをしたり、シャンプーや香水といった手の届く範囲から自分の美意識に基づいて選択したりしている男子もいます。今後、社会における男女差が小さくなっていけば、送り主様が憂慮する男女間の美意識の差も小さくなっていくのではないかと思います。