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そうですね、相反する、と言っても過言ではないくらい、確かに今の日本は多様性の尊重に関しては周回遅れだと思います。そして、多様な人々の中で、女性やマイノリティに属する人たちがその主な犠牲になっていると思います。
例えば、結婚に関して言えば、夫婦別姓も同性婚も未だに認められていません。結婚に際し、夫婦で性を同一とすることを求められるため、多くの場合で女性がこれまで連れ添った名字を変え、それに関する諸々の手続きを負担させられています。(一部の地域でのみパートナーシップ制度はありますが、)レズビアンやゲイの方はパートナーと結婚することさえできず、社会的にもまだまだ肩身が狭いのが現状です。また、トランス、アセクシュアルなど自分の性自認がその他大勢と違う方々に対する理解も十分に得られているとは思いません。
他にも、特に必要もないのに典型的なパターンが社会全体で統一されすぎて、そこから外れるのが難しい、といった部分が多くあります。例えば、大学に通う年齢、結婚のするしない、ブラック校則、社会に出てからの身嗜み、などですね。
日本では小学校~大学までの流れが固定化していて、大人が何か専門分野を学び直す(新しく学ぶ)ために大学へ通うのは非常に珍しくなっています。欧米では、大人が大学へ通うのは日本ほど珍しいことではないそうです。
人生におけるイベントとして結婚は確かに多くの人がするものですが、それが当たり前だと思われすぎて、先述のような性的マイノリティの方々にまで所謂「普通の」結婚を押しつけるような風潮もあります。もっと多様な生き方があるのに、日本は結婚という一部分にこだわりすぎている印象です。
ブラック校則はそれこそ多様性を殺す大きな要因だと思います。まだ不安定で世の中のことを詳しく知りもしないうちに、下着の色やら髪型やらスカートの長さやら、当人の事情や意見など丸っと無視して細かい規則を押しつけられ、天然の茶髪を黒染めしてでも従わなければ「悪い子」「不良生徒」のレッテルを貼られる。そんなレッテルを貼られて周りから排除されてしまえば、学校の中か家族くらいしかコミュニティがない子供はひどく辛い思いをするため、自分の意思を押し殺して従うしかありません。年端もいかないうちにそんな経験をすれば、多様性が尊重されない社会なのも納得です。
それに加え、校則では禁止されていたのに、学校では教わらないのに、社会に出てからは当然のように要求される身嗜みやマナーもあります。女性の化粧を筆頭として、制服以外の服の着こなしやビジネスメールの書き方などですね。特に化粧はほとんどの学校で禁止されており、本来は個人が自由にメイクを楽しむもののはずなのに、社会に出れば「すっぴんは失礼」のような価値観が蔓延しています。化粧のするしないすら画一化されていて、多様性などあるわけもありません。
パッと思いつくだけでもこれだけの部分で多様性とは対極的な社会ですから、社会通念的を根底から変えるくらいでないと、日本の多様化は進まないような気がします。幸い、昨今では世界的に見て多様性の尊重・多様化が進み、日本にもその影響が少しずつ出始めていると思うので、これから良い方に変わっていくことを期待しています。それまでは自分の手の届く範囲から、友人知人の個性を潰したり一般論を押しつけたりしないようにしたいですね。
思ったことをつらつら書いたので今までで一番長い回答になりました。。。
長文失礼しました。
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